治療費・保険insurance

「治療費はいくらぐらいするの?」「自己負担になるの?」「接骨院に転院しても保険は使えるの?」
交通事故の治療で接骨院を受診する場合、「治療費」についても気になりますよね。

そんなあなたのために、このページでは、できる限りわかりやすく治療費と保険について説明していきます。

自賠責保険まんが1

自賠責保険適用なら、自己負担0円liability insurance

自賠責保険まんが1
自賠責保険まんが2
自賠責保険まんが3
自賠責保険まんが4

交通事故による症状の場合、大半のケースでは、相手方の自賠責保険を使って治療を受けることができます。※
自賠責保険が適用の場合、毎回の治療で患者様が支払う費用は0円です。後でまとめて当院から保険会社へ治療費の代理請求を行うからです。そのため、患者様は費用を気にせず治療とリハビリに専念することができます。

また、今の病院から転院したり、新たにドリーム接骨院に通院される場合でも自賠責保険は適用できます。
家から病院までが遠い、待ち時間が長い、診療時間が短くて通えない、先生の対応が悪い、治療内容に不満がある、通院しても改善しない‥ そんな理由から当院に転院されてくる方が毎月数多くいらっしゃいます。

なお、転院される場合も、病院と接骨院を同日に通院しないこと、および月1回は病院で経過観察してもらうことが必要となります。

(※ただし、その症状と交通事故との因果関係が明確でないと保険適用にはならないため、事故にあったら必ず病院を受診して医師の診断書を得て下さい。)

交通事故の治療で使える3種類の保険differences

交通事故の治療には、使える保険が3種類あります。「自賠責保険」「任意保険(自動車保険)」「健康保険」です。
事故の立場によって使える保険が変わったり、保険の種類によって補償内容や受けられる治療の内容が変わります。

自賠責保険 任意保険 健康保険
誰の保険を使うのか 相手方 自分 自分
自分の治療に使えるか ×
自損事故は対象外

人身傷害補償などに加入中の場合

第三者行為による傷病
物損の補償
(車の修理代など)
×
モノや車は対象外

車両保険・対物賠償に加入中の場合
×
モノや車は対象外
診療内容の制限
自由診療もOK

自由診療もOK
×
制限が多い
治りやすさ
制限が少ない分治りやすい

制限が少ない分治りやすい

制限が多い分治りが遅い、治り難い
通院時の支払い
窓口負担0円

窓口負担0円

窓口負担1~3割
慰謝料・休業損害
通院日数・期間に応じて

通院日数・期間に応じて
×
(相手方の自賠責が補償)
こんな方向け ・大半の方 ・単独の自損事故の方
・過失割合が高く相手の自賠責を使えない方
・無保険車、ひき逃げの被害者の方
・自賠責が使えず、人身傷害保険にも未加入の方
・保険会社に治療費を打ち切られた方

大半の人は自賠責保険

自賠責保険は、自動車事故による被害者保護のため、加入が義務付けられている強制保険です。車やバイクを所有する人は自賠責保険に入らなければ運転できません。

自賠責保険の特徴は「相手方の身体への補償」であることです。物損事故や自損事故は対象になりません。過失割合の少ない「被害者」や、同乗者はもちろんのこと、「加害者」であっても相手方の自賠責保険で治療を受けられます。等級制度などはないため、相手方の保険を使っても相手の保険料は変わりません。

そのため、大半の方は自賠責保険を使って通院されています。ただし、相手方に全く非がない100%過失の場合は、自賠責保険の対象外となります。

自損事故や過失割合の高い加害者は任意保険

自賠責保険ではカバーできない部分を補償してくれるのが任意保険です。自賠責保険は相手の身体への補償のみでしたが、任意保険は「自分」と相手の身体(対人)や「車・もの」(対物)も補償してくれます。

そのため、単独の自損事故で自賠責保険が使えない場合や過失割合が高く相手方の任意保険を使わない(使えない)加害者の場合は、ご自身の怪我の治療に人身傷害補償保険や搭乗者傷害保険、自損事故保険などの任意保険を使って治療を受ける形になります。

なお、最近では7割程度の方が人身傷害補償保険に加入しており、「ノーカウント事故」として扱われて保険料が変わらないケースも多い為、ご加入中の任意保険の内容をご確認ください。

健康保険も使えはするけど…

健康保険は普段から通院時に使用している保険です。交通事故の場合でも、第三者行為による傷病届けを保険者に提出すれば、健康保険が適用となります。自賠責保険などとは異なり、毎回1~3割の治療費が自己負担となります。

健康保険を使う場合の最大のデメリットは、保険適用となる治療法が限られてしまうため、治りが遅かったり、通院期間が長引いたり、後遺症のリスクが高まったりしてしまうことです。交通事故の場合は、むち打ち症による頭痛やしびれといった神経系の損傷による症状も多いのですが、これらは高度な治療法でないと治りにくいのが現実なのです。

通院日数・期間で決まる慰謝料と休業損害Solatium

交通事故で支払われる賠償金には、治療関連費と交通費、休業損害、そして入通院慰謝料があります。さらに、一定期間を経ても完治せず、後遺障害認定を受けた場合は、遺失利益や後遺障害慰謝料が別途支払われます。

慰謝料

交通事故の慰謝料とは、事故により精神的苦痛を被ったことに対する損害賠償金です。自賠責基準・任意保険基準・弁護士基準と3つの基準があり、金額は自賠責基準 < 任意保険基準 < 弁護士基準の順になる傾向があります。

自賠責基準の慰謝料計算式

日額4,200円×入通院期間/日数

「初診から通院終了までの期間」「通院日数の2倍」のどちらか少ない方に日額4,200円をかけた金額が、入通院慰謝料
となります。

任意保険基準

任意保険の基準は各保険会社によって決められていますが、一般的には自賠責基準よりも高額になります。

弁護士基準

弁護士基準の場合、過去の判例を見ることで慰謝料の相場はだいたい分かります。手間や時間、お金もかかりますが、
慰謝料は最も高額になります。後遺症が残ってしまいそうなケースの場合、早めに交通事故に強い弁護士に相談するこ
とをおすすめします。(当院でご紹介も可能です)

自動車の損害保険以外にもらえる保険金とは?insurance

ご自身が加入している生命保険などからも、交通事故関係で保険金が支払われる可能性があることをご存知でしょうか?
万が一に備えて、毎月・毎年支払っている保険料。にもかかわらず、いざという時に請求漏れをしていては…、非常にもったいないお話です。

生命保険

自賠責保険や自動車の損害保険とは「別に」、生命保険の支払事由に該当すれば+αで保険金をもらえます。基本的には「定額払い」という形で、契約で定められた一定の金額が支払われます。

生命保険からもらえる金額は、契約内容によって違うため、契約している保険会社の保険証券やホームページから確認してください。

傷害保険・医療保険・共済など

突発的な事故などによる怪我で入通院した場合に給付金を受け取れる「傷害保険」、入院や手術などで給付金が受け取れる「医療保険」など、各保険や共済の支払事由に該当すれば、他の保険とは別に保険金を受け取れます。

搭乗者傷害保険

自動車保険の特約で、搭乗者傷害保険に加入している場合は、運転手だけでなくその車に乗っている全ての人が補償の対象となります。部位や症状ごとに細かく分類されていますが、目安として5日以上通院で1人当たり10万円、5人なら50万円など、一定額がもらえます。