交通事故で整形外科に通っていても治らない…、転院するべき?
交通事故で整形外科に通っていても、なかなか良くならない…。あまり、長く通院していると、打ち切りの打診が来る可能性もあります。治っていないのに、打ち切られてしまうことは避けたいですよね。
そこで、早い回復をするためにも、「他の病院か、もしくは、整骨院へ転院しようかな」と考えている方に、整形外科の選び方や整骨院への転院はできるのかなど、疑問の解消に参考にしてください。
目次
通院先の整形外科がリハビリしてくれない?
リハビリは、早期治癒にかかせません。早い運動療法を取り入れることで、3年後の予後に違いがあったという研究報告*もあります。
※自動車衝突のむちうち症患者97人対象とした無作為化試験 3年間の追跡調査。
病院に行けば、治療してくれる。そう思っている人が大半だと思いますが、「交通事故」に対するリハビリに積極的でない整形外科もあります。その理由には、2つあります。
1:むち打ち症は治療の目途が立ちにくい
交通事故で一番多く出る症状は、むち打ち症なのですが、その症状は、人によってバラバラです。そのため、治療方針や改善の期間も目途が立ちにくいという理由があります。
2:交通事故の案件はやりとりが煩雑
書類作りや保険会社への対応など、煩雑なやり取りに追われてしまうため、受けたくないという病院もあるそうです。被害者は、自賠責保険を使って治療を行うのが一般的ですが、それを利用する際には、診断書や診療報酬明細書が必要です。保険会社によっては、医師が診断書を出していたとしても、本当に治療が必要かどうか、本当に治療の継続を必要とするのかと、患者の状態を多忙な医師に何度も確認してくるため、医師側が嫌がるのです。
後遺症が残った場合も、後遺障害等級認定をするには、後遺障害診断書に具体的な症状の内容を記載しなければならず、さらに、訴訟問題にまで発展した場合は、弁護士への対応も増えます。要は、一般の患者への応対より労力・負担がかかり、通常業務に遅れが出るなどの理由があるようです。
交通事故で通う整形外科の選び方とおすすめ
時折、「整形外科に通っていたけど、痛み止めを出されるだけで、リハビリもしてもらえないし、何もしてもらえなかった…」そんな悲痛な悩みを漏らす患者様が当院にもいらっしゃいます。残念ながら、そのような整形外科に通っていては、症状の改善を図れないどころか、賠償金の請求にも不利になる可能性があります。そのため、早々に転院をおすすめします。
では、どんな整形外科を選ぶべきなのか?病院選びのコツをご紹介します。
【こんな整形外科がおすすめ】
・交通事故外来がある、または、交通事故対応の実績が多い
・投薬ではなく、理学療法士などによるリハビリに力を入れている
・自賠責保険の手続きに慣れている、後遺障害等級の対応に協力的
・ホームページに交通事故に関する治療法や症例などを掲載している
一番大切なのは、痛みや症状の改善ですので、交通事故の症状に詳しく、症例が多いところを探したいものです。
交通事故の治療の受け入れ態勢が整っている整形外科は、検査や問診、診療も親身になって対応してくれますし、保険関係もスムーズです。賠償金の請求にも協力的で、後遺症診断書の作成にも被害者の状況をしっかり記載してくれる可能性が大いに期待できます。
交通事故で整形外科のリハビリに通う適正な頻度
個人差はありますが、むち打ち症の治療期間の大半は3カ月程度を目安とされます。この間、整形外科へ過剰に通院しても慰謝料で儲かることはありませんし、逆に少なすぎても「治療の必要がないのでは?」と受け取られて、早期に打ち切られてしまうリスクがあります。
一般的な頻度は、週に2~3回の通院が目安となります。それでも、なかなか改善しないということは、往往にしてありますが、6ヶ月間ほど経過すると、担当の医師からも症状固定の話が出てくる可能性もあります。医師に言われたから従うのではなく、自分の症状を客観的に伝え、どの方法がベストなのか慎重に考えましょう。
交通事故の治療は、整形外科と整骨院を併用できる?
整形外科に通っていても、投薬や湿布だけでリハビリをしてくれなかったり、むち打ち症は、レントゲンの画像検査では筋肉組織や靭帯の損傷を判定できないため、整形外科では「異常がない」と診断されて、満足な治療を受けられないケースもあるようです。
その場合は、転院の他に、整骨院と整形外科を併用するのもよいでしょう。整骨院では、国家資格保持者の柔道整復師が体に直接触ることで、画像検査では分からなかった、痛みの原因を突き止めてくれる可能性もあります。
ですが、いきなり整骨院に行っても保険会社から治療費を支払ってもらえないので、交通事故によるケガの際は、正しい手順を踏んで整骨院に通えるようにしましょう。
【整形外科と整骨院を併用する時の手順】
1.医師に整骨院に通いたい旨を伝え、同意を得る
2.医師に同意を得た旨を保険会社に伝える
3.整骨院に通う(領収書をもらう)
この時の注意点としては、基本的に「同日には併用できない」ので気を付けてください。正確にいうと、整形外科、整骨院同日に行っても、1日分の慰謝料しかでません。優先されるのは、医師である整形外科となりますので、同日に整骨院に通った分は自費になる可能性が高くなります。
整骨院へ転院する場合も、整形外科には定期的な通院が必要
整形外科へ通うのに距離があって頻繁に通えなかったり、仕事帰りなどで診察時間に間に合わないなどの、物理的に通えない状況もありますよね。そのような時は、整骨院に転院することも可能です。また、治療方針が合わなかったり、リハビリや治療に通っていても治りが思わしくない場合も、整骨院へ転院することは可能です。
ですが、加害者側の保険会社へ慰謝料を請求したり、後遺障害等級を取る場合には、常に医師の診断書が必要になります。経過を把握していないと、医師も記載ができないため、定期的に診察に行く必要はあります。
なので、普段の治療は整骨院で通い、月に1回は整形外科で診察というサイクルなら、慰謝料や治療費の請求の際もスムーズに行えるでしょう。
【整骨院に転院する際に気を付けること】
・整形外科から整骨院への転院は可能
・月に1回は整形外科の受診が必要
ドリーム接骨院なら自賠責保険適用で窓口0円で通えます
当院は、交通事故の症例件数が地域でもトップクラスの接骨院です。整形外科では、なかなか治らなかったむち打ち症などの頑固な痛みに、神経系からアプローチできる施術を得意としており、多くの交通事故後遺症に悩まされていたお客様からお喜びの声をいただいております。
「早く痛みから解放されたい」「整形外科で良くならなかった…」といったお悩みがありましたら、お気軽にご相談ください。自賠責保険なら、窓口支払いは0円で治療が行えます。
予約制で夜20時まで受け付けていますので、お仕事帰りにも気軽に通えます。メールやLINEからのお問い合わせも24時間受付しておりますので、何か気になることがありましたら、ご連絡ください。