常識が覆る!「むち打ち症」から早く回復するための治療法

こんなお悩みはありませんか?

・整形外科や他の整骨院に通っていても改善がみられない

・痛み止めと湿布、電気治療などの治療法しか試していない

・治療に通って12週間経っても良くならない

・早く治したいけれど、解決方法が見つからない

・とにかく辛い痛みを何とかしたい

 

交通事故で追突され、整形外科で「むち打ち症」と診断された方。治療にしばらく通っても痛みが変わらないと、いつ頃治るのか不安になってきますよね。

ここでは、現在治療受けていて改善がみられていない方向けに、むち打ち症から早く回復するための治療法をご紹介します。

早急に取りかかるほど、良い結果が得られますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

安静化は逆効果!むち打ち症改善の研究結果

むち打ち症の改善

むち打ち症は、首の痛みの他に肩や腕の痛み・痺れ、頭痛、吐き気などにより、動くことが辛い場合が多くあります。どうしても安静にしていたくなりますが、実は、長期の安静は逆効果だと、近年ではいわれています。

実際に、英国の国民保健サービスNHSNational Health Service)では、頸椎カラーの使用や長期の安静化は避け、初期段階での運動療法を始めることを勧めています。

参考:NHS

 

安静と運動療法の改善比較

首の痛みが強い場合や動かせない場合でも、カラーを付けて固定するのは数日に限定し、その後はゆっくりと動かしていく運動療法を取り入れた方が、早く治るという試験結果があります。

ドイツが行った研究では、むち打ち症患者を対象とし、頸椎カラー療法をしたグループと理学療法士によって運動療法を行ったグループに分け、最初の6週間後の回復を調べたところ、以下のような結果が出ました。

 

治療法

痛みのレベル感(VAS

平均VAS障害評価

頸椎カラー療法

1.60

1.56

運動療法

1.04

0.92

※検査期間1997年8月~2000年2月の間、合計200人:ソフトカーラー療法97人運動療法10人
参考:Randomised, controlled outcome study of active mobilisation compared with collar therapy for whiplash injury

 

早期運動療法は数年後の予後が大幅に改善

別の研究では、数年後の予後を調査した結果でも、初期段階で運動を取り入れていた人の方が、首の可動域が良好だったことが示されています。

運動を取り入れた場合、96時間以内と14日後の人との違いは大きな影響はなく、共に大幅に痛みや仕事を休むことが減りました。しかし、3年後の予後には、大きな違いがあったのです。96時間以内に運動療法を取り入れた人は、むちうち症ではない人と同じくらいの首の可動域があったことが分かりました。

 

衝突後の運動療法開始時期

6カ月後(痛みと病欠の減少)

3年後(非むちうち症の可動域と比較)

96時間以内

14日後

※自動車衝突のむちうち症患者97人対象とした無作為化試験3年間の追跡調査。
参考:Active Intervention in Patients with Whiplash-Associated Disorders Improves Long-Term Prognosis

 

このように、衝突に遭った早い段階から、運動療法を取り入れる方が、より回復するのに効果的です。とはいっても、いきなり「日常生活をしなければならない」という訳ではありません。上記の研究では、理学療法士の指導にてリハビリ運動を取り入れた結果ですので、運動強度は低いと考えられます。

人間の体の構造に詳しい専門家と相談しながら、様子をみながらゆっくりと動かしていくことが、悪化させたり、こじらせたりせずに早く治す方法です。

 

整形外科と整骨院での治療方法の違い

治療法

アプロ

整形外科

頸椎カラー、薬の処方、ブロック注射、湿布

電気治療、温熱療法、牽引

医師の指示による理学療法士のリハビリ

対処療法

ドリーム接骨院

電気治療、温熱療法、テーピング、マッサージ

独自の療法による施術が可能(骨の歪みや神経系の調整など)

根本治療

 

病院では、痛みの状態によって、頸椎カラー、痛み止めの薬、湿布が処方され、電気・温熱療法や場合によっては牽引なども行うことがあります。リハビリ科がある場合は、理学療法士によってマッサージやストレッチなど、首の筋肉トレーニングを行い、首を動かす訓練をしていきます。

これらは、痛みへの投薬と筋肉への対処療法が主な治療になります。

一方、整骨院では、薬の処方はできませんが、国家資格を保有した「柔道整復師」が施術を行い、電気や温熱療法、テーピング、マッサージなどの筋肉への対処療法が行えます。

またドリーム接骨院では、骨の歪みによる、神経系への負担を減らす根本治療をすることなど、独自の技術を取り入れる施術が可能です。これは、理学療法士のように、医師の指示の基でしか行えない治療の枠を外れて、個人の損傷の度合や体に合わせた積極的なアプローチが行えるため、より早い完治へ導けます。

 

整形外科・整骨院どちらも自賠責保険が適用

自動車事故の場合、整形外科・整骨院どちらも自賠責保険が適用できます。窓口での支払いは0円ですし、整形外科との併用通院も可能です。転院しても対応されます。

 

むち打ち症の治療期間はどれくらい?

むち打ち症で通院治療中

むち打ち症の治療期間の平均は、2~3カ月と言われていて、個人差があります。

ですが、保険会社からは「もう2カ月経ったので」という理由で、「症状固定」とされ治療費の打ち切りを言い渡されることが多くあります。

症状固定とは、「これ以上治療を続けても症状の改善が見込めない」と判断される状態のことを言います。

なぜ、「2~3カ月」が一般的な治療期間とされているのかは不明ですが、一般社団法人JA共済総合研究所の資料によると、昭和63年4月21日の最高裁判決では、『軽度なむちうち症状であれば、2、3カ月で通常の生活に戻ることができる』と示されていることが目安とされている原因かもしれません。

一方で、『信号待ちをしている時に、クリープ状態で前進してきた背後の車に追突されて、約2年5カ月もの間通院した』という事案もあります。(約1年で症状固定として認定)なので、事故の強度だけではなく、症状からも判断していく必要があり、一律で2~3カ月と限定されるのは矛盾しています。

なので、もし症状が残っているのでしたら、すぐに保険会社に従う必要はありません。「症状固定」は保険会社が決めるのではなく、医師の判断になります。医師に相談し、診断書を書いてもらい治療継続の必要性を訴えましょう。

 

後遺症が残ることも

むち打ち症は、後遺症が残りやすいと言われています。過去に自動車事故でむち打ち症になった人に行った調査では、17年後も約50%の人が首の痛みを報告していたという結果があるほどです。

軽い追突事故でも、手足の痛みやしびれが残ることもあります。その場合は、後遺障害慰謝料を請求できるよう、医師に後遺障害診断書を作成してもらい、必要書類を用意し、相手側の保険会社へ提出する必要があります。

後遺障害等級認定の審査を受けて認定された場合は、以下の慰謝料も請求できます。

 

種類

内容

後遺障害慰謝料

症状が完治しなかった場合に審査を受け、認定された等級によって支払われる

後遺障害逸失利益

症状が残ったことにより、将来的に得られるはずだった収入の損失を請求できる

 

交通事故の後遺障害等級認定は、医師により症状固定の診断後を受けたタイミングで、申請できるものです。

 

参考:Neck pain and disability following motor vehicle accidents

 

早く治すために自宅で出来る「むち打ち症」簡単ケア

自宅でむち打ち症のケアができる

むち打ち症は、長期的に安静にしているよりも、なるべく初期の段階からゆっくりでもいいので体を動かしていくことが、早い回復につながることが分かりました。では、どれくらいのレベルで動かしたらいいのでしょうか?以下のエクササイズを参考にしてみてください。

 

【自宅でできるエクササイズ】

1.首の痛みを感じるまで首を回す(135回)

2.腕を上下に23回動かし、肩の関節を伸ばす。

息を吸いながら、肩を上げ

息を吐きながら、肩を下す

このような、体に負担のこないちょっとした運動で構いません。少しのケアが、痛みの慢性化を避ける秘訣です。ぜひ、事故に遭った96時間以内に試し、痛みが和らぎ始めるまで毎日続けてみてください。

注意として、無理な動かし方は症状を悪化させてしまう可能性があるので、上記以外の運動やストレッチは専門家の指導のもとで行ってください。

 

患部は、冷やすor温めるどちらが適切?湿布などの使い分け

むち打ち症は、「急性期」と「慢性期」の2つの時期で、冷やすか温めるかを使い分けると良いでしょう。

 

・急性期

むち打ち症になったばかりの時から1カ月くらいの間。

患部に炎症を起こしているため、冷やすことで痛みを和らげる。

(冷湿布、アイシング)

 

・慢性期

むち打ち症から3カ月以上経っている場合。

患部を温めて、血行をよくすることで痛みを軽減させる。

(温湿布、温熱パッド)

 

交通事故治療の専門家であるドリーム接骨院へお早めにご相談を

当院には、「病院に通っていたけれど、なかなか治らない」、「もう長年むちうち症状で悩んでいる」という方が多くいらっしゃいます。何カ月、何年経っていても、諦めることはありません。

事故でのトラウマなども、むち打ち症完治への障壁となりますので、一人一人に親身に向き合い「話が通じる」セカンドオピニオンとしても、支えてまいります。窓口支払い0円の自賠責保険適用も対応していますので、お気軽にご相談ください。