事故での頚椎捻挫の治療期間がわかる!治し方・後遺症について解説

頚椎
交通事故の怪我で一番多いのは「頸椎捻挫」です。むち打ち症と言えばわかる方が多いかもしれません。

頸椎捻挫の症状は、事故直後でなく2~3日経ってから現れることもあります。また、なかなか改善しない場合もあり、長い間症状に悩まされている方が多いのが特徴です。

この記事では、頸椎捻挫の原因や症状、治療方法や治療期間、そして後遺症が残ってしまった場合について解説します。頸椎捻挫の症状で悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

 

頸椎捻挫とは

痛める選手

頸椎とはいわゆる首の骨のことです。人間の頭を支えるとても重要な役割を担っています。体重が50kgの人の頭の重さは、約5kgほどといわれており、大変負担のかかりやすい部分だともいえます。

頸椎捻挫とは、頸椎周辺にある靭帯や神経、血管などを損傷してしまった状態です。むちうち症や外傷性頸部症候群などとも呼ばれています

 

原因

頸椎捻挫は、交通事故やスポーツが原因となる場合が多いです。

交通事故の場合では、追突されたことによる衝撃で首がむちのようにしなり、頭が振られた際に頸椎を痛めてしまうケースが頻繁に見られます。交通事故による負傷の中で、頸椎捻挫は80%以上を占めるともいわれています。

スポーツの場合は、ラグビーやアメリカンフットボール、サッカーや格闘技など、接触の度合いが高い種目で発生しやすいです。原因はタックルやヘディング、相手とぶつかった反動で転んだ場合や頭を床に打ち付けた場合などがあげられます。

事故やスポーツ以外でも、転倒した場合や自転車に乗っていて急ブレーキをかけた場合、また無理なストレッチなどで頸椎捻挫になってしまう場合もあります。

 

症状

頸椎捻挫の代表的な症状は、首周辺のコリや痛み、首が動かせないなどの症状です。症状が後頭部から背中など広い範囲に及ぶ場合もあります

また、副症状としてめまいや耳鳴り、腰痛や手のしびれ、目のかすみや吐き気、さらに集中力の低下や疲労感、睡眠障害やうつ症状などが現れる場合もあり、生活の質が著しく落ちてしまう可能性もあります。

頸椎捻挫の症状は、原因となる首への衝撃を受けてから、すぐに現れない場合も多々あります。不調の原因が頸椎捻挫だと気が付かない場合もあるので、注意が必要です。

交通事故が原因の場合は、事故との因果関係を証明できなければ慰謝料が受け取れなくなってしまうので、症状が発生したらすぐに医師の診断を受けなければなりません

 

頸椎捻挫の治療方法

診断

頸椎捻挫は、早めの治療が非常に重要です。あとから症状がひどくなってしまう可能性もあるので、症状が現れたら軽度でも必ず治療を受けましょう。

頸椎捻挫の治療方法は、病院の場合と整骨院の場合とでは異なります。それぞれに特徴があり、症状へのアプローチの仕方も異なります。

 

病院の場合

頸椎捻挫を疑ったときは、まず整形外科を受診しましょう。整形外科では、まずレントゲンやMRIで状態を確認し、頸椎捻挫と診断をくだします。特に交通事故の場合は、医師による診断書や検査結果が必須となるので、必ず診断を受けなければなりません。

整形外科では、まず最初は湿布や鎮痛剤を使った治療をおこないます。首の負担を軽くするためにコルセットを用いる場合もあります。炎症が激しい急性期を過ぎたら、リハビリに移るのが一般的ですが、病院によってはリハビリがない場合もあります。

 

整骨院の場合

整骨院では、整形外科とは違ったアプローチの仕方で頸椎捻挫の治療を受けられます。整骨院に通いたいと考えたら、整形外科と併用する形が理想でしょう。

整骨院では、診断書の発行やレントゲン検査、薬の処方などはできませんが、国家資格をもつ柔道整復師が、手技療法、電気・温熱療法、運動療法などを用いて回復へと促します。

頸椎捻挫は、整形外科で用いられる鎮痛剤や湿布のみでは、なかなか症状が緩和されない場合があるでしょう。そのようなときには、整骨院への通院を考えるのもよい方法です。

ドリーム接骨院のように特殊な治療で神経系にアプローチするところもあり、長期間症状に悩まされている方でも緩和への活路が開けるでしょう。

 

頸椎捻挫の治療期間

スケジュール帳

頸椎捻挫は、軽度なものであれば1週間~2週間ほどで回復する場合が多いです。中度の場合は1か月ほど、重度の場合は3か月程度かかるといわれています。しかし、人によっては3か月を超えてもなかなか症状が改善せず、長期間症状に悩まされる場合もあるでしょう。

交通事故で頸椎捻挫になってしまった場合、保険会社は通院期間の目安を3ヵ月としています。症状が改善していないのにもかかわらず、治療費の打ち切りを打診されるケースも多くみられるので注意が必要です。

もし症状が改善していないなら、保険会社に従う必要はありません。通院している医師に相談し、治療継続の必要性を認めてもらいましょう

整骨院での治療でも、通院実績として保険会社に認められる場合が多いです。整骨院での治療は、自覚症状があることを証明する一つの材料となるでしょう。

しかし整骨院に通っているからといって整形外科への通院を辞めてしまうと、治療費の受け取りの継続が難しくなります。整骨院に通う場合でも、整形外科と併用するようにしてください。

 

もし後遺症が残ってしまったら

悩む男性

3ヵ月~6ヵ月治療を継続しても、症状の改善が認められない場合、「症状固定」となります。症状固定とは、治療をおこなっても、これ以上の回復を見込めない状態のことです。

症状固定となってしまった場合、保険会社による治療費の支払いは、なくなってしまいます。症状が強く残っている場合には、医師に後遺障害診断書を作成してもらい、後遺障害の認定を受けなければなりません。

後遺障害の認定が認定されれば、慰謝料と逸失利益を受け取れます。整骨院では診断書や後遺障害診断書を作成できませんが、施術証明書や施術録の発行は可能です。後遺障害認定のための症状の、客観的な証明の一つとなるでしょう。

 

ドリーム接骨院では交通事故に強いサポート体制も充実!

当院は、交通事故の症例を多く扱っており、交通事故に強い弁護士を紹介できます。保険会社からの治療費の支払い継続や、後遺障害の認定などへのサポートを依頼できるので、安心して治療に専念できるでしょう。

当院は、自賠責保険にも対応しておりますので、窓口0円で診察が受けられます。夜10時まで受付しておりますので、仕事などで昼間通うのが難しい方でも無理なく通ってもらえます。

交通事故による怪我で悩んでいる方は、ぜひお気軽にドリーム接骨院の窓口へお問い合わせください